【 舞 】 「四郎ちゃん、朝よ? ねえ、四郎ちゃんってば……」
【 四郎 】 「うっ、う~ん……朝?」
【 舞 】 「うん、そう。そろそろ起きて、朝食を取らないと、遅刻になっちゃうの」
【 四郎 】 「うぅ~ん、いいよ、朝食は抜きで……構わないから、俺、もう少し寝てたい……」
【 舞 】 「だめよ、そんなの。きちんと朝食を食べないと、元気が出ないんだから……」
【 舞 】 「ねえ、四郎ちゃん。お願いだから、起きて……ね?」
   誰だろう? すごく優しい声で俺に声をかけながら、ゆさゆさと俺の身体を揺すってくる。
【 四郎 】 「んんぅ、そんなに揺すらないでいいよ。俺は眠いんだってば……」
【 舞 】 「うん、四郎ちゃんが眠いのはわかってるけど、頑張って起きて、ね?じゃないと、本当に遅刻になっちゃうわ」
   あっ、なんだろ、すごくいい匂いがする。
 あと四郎ちゃんって、すごく優しい声で俺の名前を……そうだ! この声は……。
   意識が一気に覚醒し、姉さんが起こしに来てくれていることを認識した俺は、被っていたタオルケットを退け、
 慌てて目を醒ました。
【 四郎 】 「あっ、ね、姉さん……」
   目を開けると、すぐ側……ベッドに両手を着いて、俺を覗き込んでいる姉さんの姿が映った。
【 舞 】 「おはよう、四郎ちゃん。やっと起きてくれたのね」
【 四郎 】 「あ、ああ、おはよう、姉さん。えっと、ごめん……ちょっと寝ぼけてたっていうか、
 意識がハッキリしなくて……」
【 舞 】 「ふふ、いいのよ。四郎ちゃんが朝、弱いのはよくわかってるもの」
【 四郎 】 「面目ない。毎晩、寝る前に明日こそ早く起きようって思ってるんだけど、どうにもこうにも……」
   朝、なかなか起きられないのは自分でもよく理解しているのだけど、こればかりは己の意志でどうにも
 なるものではなかった。
【 舞 】 「ふふ、そんな顔しなくていいわ。もう何年もこうやって四郎ちゃんを起こしてあげてるんだもの。
 もう慣れっこよ」
【 四郎 】 「う~ん、そう言われると何も言い返せないなぁ。たぶん姉さんや七菜がいなかったら、俺は遅刻ばかりに
 なっちゃて、下手したら留年コースだよ」
【 舞 】 「大丈夫。留年なんて、そんなことにならないように私と七菜でしっかりと起こしてあげるもの」
【 四郎 】 「ありがと、姉さ……っ!?」
   うぉっ!? ね、姉さんの胸元が……。
   ふと視線を姉さんの顔から下げると、身に着けているパジャマの胸元が大きくはだけていることに
 気がついてしまった。
   い、いかん。早く視線を胸元から外さないと、姉さんに気づかれてしまう。
   とは思うが、いつものごとく俺のスケベ脳はバリバリ元気で、視線は姉さんの胸元にロックオン状態。
   心臓もドキドキと鼓動を速めてくる始末……。
   七菜も大概だけど、姉さんもガード甘過ぎだよ。姉さんの白くて綺麗なおっぱいが半分くらい見えちゃってる
 じゃないか……。
   姉さんのパジャマのボタンは上から二つほど外れているせいで、ボリュームのある姉さんの乳房が
 かなりの広範囲で見えてしまっている。
   しかも夏向けの薄目の生地を使ったパジャマということもあり、胸元をジッと凝視すると、生地越しに
 姉さんの乳輪&乳首がうっすらと透けて見えていた。
   これって、どう考えてもノーブラだよな?
   うくっ、こ、これは刺激が強すぎる!
   あと少しでも胸元が左右にはだけたら、おっぱいの大半と乳輪と乳首が見えてしまうじゃないか。
【 四郎 】 「っ……」
   目の前に迫る姉さんの胸元の状況に、心臓の鼓動が速くなると共に、視線がおっぱいに釘付けになってしまう。
【 舞 】 「四郎ちゃん?」
【 四郎 】 「うっ!?」
   しまった!? もしかして、おっぱいを凝視していたことに気づかれた!?
【 舞 】 「なんだか顔が急に赤くなってきてるけど、大丈夫?」
【 四郎 】 「へっ!? あ、あぁ、大丈夫、大丈夫……」
   セーフ……か? どうやら、気づかれてはいないっぽい。しかし、どうしたものか……。