【 クリス 】 「くすっ、どう、なかなかのものでしょう?」
【 真樹 】 「正直、もの凄く驚いてます。まさか部長の手料理をご馳走になれるとは、想定外でした」
 

 外食と思っていた俺は、目の前に並べられた手料理(しかも和食)に、ただただ目を丸くして驚くしかなかった
 。

【 クリス 】 「もしかして、私は料理とか苦手なタイプと思っていた?」
【 真樹 】 「あ、はい。仕事はバリバリ出来るけど、こういうのはあんまり得意じゃない、というか、興味ないって勝手に思
 ってました」
【 クリス 】 「はぁ、本当に勝手な思い込みだわ。私、料理は得意なのよ。しかも和食がね」
 

 テーブルの上に並べられた料理を見ながら、ドヤ顔する部長。

【 真樹 】 「すみません。でも、ホント、見事なものですね。ごはんに味噌汁。それと肉じゃがに、ほっけの焼き魚、ほうれ
 ん草のおひたし……」
【 真樹 】 「これ、全部、独学ですか? それともご両親に習ったとか?」
【 クリス 】 「独学よ。私自身が日本の料理が好きで、あれこれと研究しているうちに作れるようになったの」
【 クリス 】 「素材さえ揃えれば、より本格的な、そうね、懐石料理風なものも作れるわ」
【 真樹 】 「はぁ」
 

 部長恐るべし。仕事もバッチリ、料理もバッチリ、それに……。
 こんなナイスバディの持ち主だなんて完璧すぎですよ。
 はぁ、おっぱいがテーブルの上に乗っかっちゃって、エロすぎる。
 容姿端麗、頭脳明晰、少し生真面目すぎるところがあるけど、こんな女性がお嫁さんになってくれたら最高に幸
 せだろうな、と、おっぱいを凝視しながら思ってしまう。

【 真樹 】 「……」
 

 たっぷりとした量感の乳房、深そうな胸の谷間に、黒のブラ紐……。
 部長のおっぱいを見ていると、なんだか食欲よりも性欲の方が昂ぶってしまいそうになる。

【 クリス 】 「ふふ、ボケッとしてないで食べたら? 見た目だけじゃなくて味の方の感想も聞いてみたいわ」
 

 右手を頬に着け、左手で髪の毛を弄りながら、部長が俺を見る。

【 真樹 】 「あ、はい。それでは、ご馳走になります」
 

 部長の言葉に慌てて視線を胸元から離すと、俺は箸を手に取り、部長の手料理を口にしていった。

【 真樹 】 「ふぅ、ご馳走様でした」
 

 用意された料理を綺麗すっきり平らげると、俺は箸を置いた。

【 クリス 】 「ふふ、味の方はどうだったかしら?」
  「バッチリ美味しかったです。見た目も様になってましたけど、味はそれ以上でした。特に肉じゃがが美味しかっ
 たです」
【 クリス 】 「それはよかったわ。肉じゃがは得意だし私自身好きだから、気に入って貰えて嬉しいわ」
 

 俺の感想にニコニコと嬉しそうに微笑む。
 その普段あまり見ることがない柔らかい笑顔に、ドキッとしてしまった。