「みんな久しぶり。あたしのこと覚えてくれてるよね」
「初めての人がいるかもしれないから一応、名乗っておくね。あたしは如月瑞穂。主人公である真樹さんの従姉妹よ」
「えっと、みなさんお久しぶりです。妹の如月琴美です」
「今日はお姉ちゃんと一緒にセールスポイント4の紹介を任されました。あの上手に出来るかわかりませんけど、みなさん、よろしくお願いします」
「くすっ、今日はあんまし緊張してないみたいね、琴美」
「う、うん。お兄さんに頑張れって言われたから……」
「あはは、そっか。それじゃ、元気いっぱいに最後のセールスポイントの紹介をしよっか」
「うん!」
「最後の項目は、ドスケベバディのヒロイン達との濃厚かつ濃密なエロシーンの数々……うっ、このタイトルなんかエッチすぎ」
「お姉ちゃん、元気いっぱいにって言ったばかりなのに、顔を真っ赤にして照れていたら紹介できないよ?」
「それはそうだけど……も~う、お母さんってば、あたし達に一番エッチな所を押し付けてズルイよ」
「でも、一番大事な所でもあるんだから、一緒に頑張ろう、お姉ちゃん」
「琴美……ふふ、そうだね。今回で最後なんだし、頑張ろっか」
「うん」
「コホン! それじゃ、気を取り直して、今回のポイントを紹介していくわね」
「前回はお母さんとクリスさんが、LOVEエロゲームの具体的な説明をしてくれたんだよね?」
「ええ。好きになって、激しく愛し合うようになる過程を描いているのがLOVEエロだって、二人とも身体を張って説明してくれたの」
「えっと、今回はLOVEエロ状態になった後のことを、みなさんにご紹介したいと思います」
「もの凄く、メチャクチャ恥ずかしいけど、お母さんとクリスさんだけに身体を張らせるわけにはいかないもの」
「あたしの応援魂にかけて、今日はあたしと琴美の二人でいくからね」
「うん、わたしは大丈夫。お兄さんとエッチしているところなら、見られても平気だから」
「最初に断っておくけど、あたしと琴美は元々そんなにエッチじゃなかったんだから」
「真樹さんがもの凄くエッチな人で、あたしと琴美、そしてお母さんとクリスさんをエッチに変えたの」
「えへへ、でも、わたしは嫌じゃなかったよ。お兄さんの為ならいくらでもエッチになってあげられる。お姉ちゃんだって、そうでしょ?」
「あ、あたしは……まあ、程度によるかな」
「お姉ちゃん、こんなこと言ってるけど、大好きなお兄さんに激しく愛して貰えて、本当はもの凄く悦んでるんです」
「その証拠に……お兄さんとこんなにエッチなことしてるんですよ」
「あっ、ちょっと琴美!? いきなりあたしからなんて聞いてないってば!」
「ダメです。へへ、わたしも一緒だから大丈夫。それじゃ、みなさんと一緒に濃密なエッチシーンを覗いていきますね」
 
 
 
 
 
 
 
 
「はぁ、真樹さんってば、すっごくエッチ……」
「はい。お兄さんにいっぱいいっぱいエッチなことされて、最後は孕ませられちゃいました」
「あたしもよ。もう、中出し大好きなんだから。困った人よね」
「へへ、でもお姉ちゃん、すごく嬉しそう」
「えっ、それは……まあ、大好きな人の赤ちゃんを産むのは、あたしの夢だったし……」
「すっごくエッチだけど、あたし、真樹さんのこと、好きだもの」
「うん、あたしもお兄さんのこと大好き。だから毎日、エッチなことしてくれて、わたし、すごく嬉しかったよ」
「くすっ、お互い、困った人を好きになっちゃったわね」
「うふふ、違うよ、お姉ちゃん。わたし達だけじゃないお母さんとクリスさんもだよ」
「そうね。まあ、主人公である真樹さんが変態なのは、LOVEエロゲームの伝統だし仕方ないか」
「今回はわたしとお姉ちゃんのエッチシーンを見て貰いましたが、本編ではお母さんとクリスさんもわたし達と同じボリュームのエッチシーンが用意されてます」
「今回は今までになかったCGが台詞付きで出てきたと思うけど、お母さんとクリスさんにもエッチなイベントが盛りだくさんだから期待して」
「母乳が好きな人はお母さん、お尻が好きな人はクリスさんがお勧めです」
「今回、掲載されたCGを見てもらえれば、あたし達……その、ドスケベバディのヒロインと濃いエッチがいっぱい出来るゲームなんだってわかってくれたと思う」
「うん、わたしとお姉ちゃんで身体を張って紹介したもんね」
「そうね。とまあ、とりあえずセールスポイントの紹介はこれでお終い。みんなとは、しばらくお別れになっちゃうね」
「お姉ちゃん、わたし、寂しいよ」
「くすっ、大丈夫よ。ここを見てくれてる人は絶対にゲームを買ってプレイしてくれるから。ゲームの発売日までちょっとだけ我慢しましょ」
「うん、わかった」
「それじゃ、ひとまずお別れね。今月末、9月29日(金)に、また会いましょ」
「みなさん、わたしやお姉ちゃん、それにお母さんとクリスさんが活躍する『あまいえ』をよろしくお願いします」
「最後に……」
「フレーフレー、みんな! 買ってよ、買ってよ、みんな! ヤァー!」
   
   
――おしまい――