【 美琴 】「あら、優くん。お片付けしてくれたの?」
【 優一 】「あ、うん。とりあえず、一通りは片付けておいたよ」
【 美琴 】「そう、ありがとう。うふふ、とっても助かるわ」
【 優一 】「いいよ、別にたいしたことじゃないからさ。そもそもお礼を言われるほどたいしたことしてないって」
【 美琴 】「そんなことないわよ。わたし、優くんが手伝ってくれてすごく助かってるんだから……」
優しく微笑みながらすぐ目の前に近づくと、みこ姉は俺の頭に両手を回し、そっと抱き締めた。
【 優一 】「えっ!?」
【 美琴 】「うふふ、優くんのいい匂いがする……」
胸の間にギュッと強く俺の顔を押し付けるように抱き締め、くんくんと俺の髪の匂いを嗅ぐみこ姉。
【 優一 】「ちょ、みこ姉っ、いい匂いって、まだ風呂入ってないから汗臭いって……」
【 美琴 】「うふふ、それがいいのよ。うん、優くんの匂い……昔と同じでとってもいい匂いだわ……」
ニコニコしながらそう答えると、みこ姉は俺の頭を優しく右手で撫で始めた。
【 優一 】「ちょっと、みこ姉。もう子供じゃないんだから……頭なでなでなんて、さすがに恥ずかしいよ……」
【 美琴 】「いいじゃない。誰も見てるわけじゃないんだから……」
【 優一 】「いや、それはそうだけど……」
どちらかというと、そういう問題じゃないんだよな……。
そう思いながら、顔全体から伝わるみこ姉の胸の感触に意識を集中する。
フニュフニュと柔らかくて温かい乳房の感触、そしてみこ姉だけの甘い香りに、ドキドキと心臓が高鳴り、全身が硬直していく。
柔らかくて、それにいい匂いがする。昔から今も何も変わることのない優しいみこ姉の匂い。
こうやって抱き締められるのなんて、日常茶飯事なのに……。
何度抱き締められても、胸のドキドキが収まることはなかった。
なんだろう。こうして乳房に包まれ、匂いを嗅いでるだけで、すごく安心して心が穏やかになる……。
いい年して、こんなことしているのは変だ。そう思いつつも、ついつい、みこ姉の胸に顔を預けて甘えてしまう。
【 美琴 】「んっ、優くん……」
乳房に顔を預けてジッと大人しくしている俺に、みこ姉は優しく微笑むと、両手に力を込めて乳房の間に俺の頭をムニュムニュと押し付けてきた。
【 優一 】「んぐっっ……うぅ、みこ姉っ……ちょっ、ちょっと苦しいかも……」
【 美琴 】「えっ? ああ、ご、ごめんなさい!」
息苦しさにもがき始めた俺に、みこ姉は慌てて俺を解放してくれた。
【 優一 】「ぷはぁ……」
【 美琴 】「ごめんなさいね。優くんがとっても可愛らしいから……うふふ、つい夢中になっちゃった」
【 優一 】「あ、いや、別に謝ることじゃないと思うけど……えっと、それじゃ俺は一旦部屋に戻るよ……」
柔らかくて温かい。そして甘い香りがするみこ姉のおっぱいの感触に、急に照れくさくなった俺はその場から逃げるように踵を返した。