テニスウェアに身を包み、テニスコートの上で躍動する委員長。

【 響 】 「相変わらず頑張ってるな、委員長は」
 

 クラスの委員長をしながら、テニス部にも所属していて、毎日きちんと顔を出してる。
 厳しい部分が目立つけど、委員長も葵さんと同じ、すごく真面目で努力家だ。
 漠然とした憧憬を抱きつつ、渡り廊下からテニスコートで身体を動かしている委員長を見つめる。

【 凜 】 「はいっ!」
 

 相手の放ったサーブを委員長が鮮やかなレシーブで返す。
 そして、すぐに相手に動きをよく見て、打ち返されるボールの後を追う。
 やっぱり、上手いな。
 生真面目な委員長って言葉だけで聞くと、文系の女の子を想像してしまうけど、うちのクラスの委員長は、それに
 当てはまらない。
 最初はクラス委員なんていうお堅い役からくるストレス発散の為にやってるのかな?
 程度に考えていたけど、委員長のプレイを初めて見た時、その考えが間違っていることに気がつかされた。
 うちの学園の女子テニス部は伝統的に強く、そのため人気もあり、人数も多い。部員の数なんて、男子テニスの3
 倍だ。
 その中でも明らかに上位の強さを持っている。大会の常連。優勝こそないけれど、去年の大会では準優勝だった。

【 凜 】 「んっ!!」
【 響 】 「……」
 

 テニスウェアを身に纏い、ラケットを振るう委員長の姿に思わず見とれてしまう。
 躍動感があって力強いプレイスタイル。けど、柔軟性に富んだその動きは、すごく綺麗に見えた。
 普段、伊月と一緒に注意ばかりされてるせいで、あんまり意識したことないけど、こうして見ると、かなりの美人
 だよな、委員長って。  ルックス良し、スタイルも良し。そして、実は結構、大きいのでは? と思われる乳房が
 委員長のダイナミックな動きに合わせ、ウェア越しにぷるんぷるんと弾んでいる。
 さらに短めのスカート部分からチラチラと見え隠れするアンダースコートに、ムラムラ〜っとしてきてしまう。
 お、落ち着け。あれはパンツじゃない。ただのアンダースコートなんだ。
 淫らな視線で委員長を見始めてしまった自分に、そう言い聞かせる。
 だが牡の本能に抗うのは難しく、ぷるぷると弾みまくっている胸元とチラチラと見え隠れするアンダースコート、
 そして引き締まった綺麗な足に視線が向けられてしまう。
 瑞々しい委員長の身体に欲情し、勃起の前兆が現れてくる。

【 響 】 「うっ、マズっ」
 

 女子テニス部のコートを凝視し、チンポを勃起させるなんて、ただのエロ小僧じゃないか。
 エロ小僧であることは否定はできない。とはいえ、見つかったらマズイ。
 特に委員長に見つかったら……そう、考えるだけでも恐ろしい。
 ペニスが完全勃起し、股間にピラミッドができて大騒ぎになる前に、俺は何とか欲望を抑え込み、慌てて廊下へと
 戻った。

【 響 】 「ふぅ、危なかった」
 

 あのままボーッとしながら委員長を見続けていたら、ペニスが完全に勃起状態になる所だった。
 委員長の姿を見て、勃起してる所を、部員、もしくは委員長本人に見つかったりしたら、大変な騒ぎになっていた
 だろう。
 けど、その最悪の状況は何とか回避することが出来たみたいだ。
 にしても、本当によくやってるよ、委員長は。
 規律、ルールに厳しくて生真面目な印象が強いけど、コートの中を躍動しているその姿は、バリバリのスポーツ少
 女で真面目な委員長っていう肩書きとは結びつかない。

【 響 】 「……」
 

 ふと、テニスコートを駆ける先ほど委員長の姿が脳裏に浮かびあがってくる。
 テニスウェアって、結構、エロいよな。
 真面目にやってる委員長に悪いと思いつつも、そんなことを考えてしまう。
 ミニスカがひらひらと舞い、白いアンダースコートが見えまくり……。
 アンダースコートだから見えてもいいっていうことなんだろうけど、見てる方としてはパンツと大して
 変わらない。
 更に動きに合わせて、上下、左右にぶるんぶるんと揺れまくっていたおっぱい……。
 制服姿の時も私服の時も、結構大きいな、と思っていたけど、テニスウェアだと委員長のおっぱいの大きさが
 より明確になり、かなり巨乳、しかも美乳であることがわかる。
 もう少し指導するときに手心を加えて貰えるだけで、全然、マイルドな印象になると思うんだが……。
 それはそれで委員長の魅力がなくなるような気がしないでもない。
 でも、本当に凄いよ、委員長は。
 クラス委員を真面目にこなしつつ、部活に真摯に打ち込む委員長が、俺にはとても眩しく感じられた。