【 伊月 】 「あ、もう起きちゃった?」
【 響 】 「っ!?!!?!!?」
 

 目に飛び込んできたその光景に、頭の中が一瞬にして真っ白になる。

【 響 】 「お、お、おまっ……」
【 伊月 】 「あはは、動揺しすぎだってば。ほりほり、擦ってあげるから落ち着いて」
 

 伊月は涼しい顔でそう言うと、右手に握り締めているペニスの竿部分をゆっくりと上下に擦り上げてきた。

【 響 】 「うっ、な、なにしてるんだよ、お前は!?」
【 伊月 】 「何って、見ればわかるっしょ。響っちの暴れん棒将軍を手コキで慰めてあげてるんすよ」
【 響 】 「そういうことを聞いてるんじゃない。いいから離れろって!」
【 伊月 】 「そんなこと言って、本当は続けてほしいんじゃないの?」
【 響 】 「なに勝手なことを……うぐっ」
 

 伊月の手が上下に動くたびに、股間からじんじんと快感が這い上がってくる。
 葵さんや美里さんにしてもらうのに比べると、その手つきは不慣れな感じがするものの、
 性感を高めるのには十分すぎるものだった。

【 伊月 】 「もう素直じゃないな〜。だったら無理矢理にでもはね除ければいいじゃん。響っちの力なら簡単っしょ?」
【 響 】 「それはそうだけど、伊月だって一応は女の子なんだ。乱暴なことはしたくない」
【 伊月 】 「へえ〜、あたしのこと、ちゃんと女の子として見てくれるんだ?」
【 響 】 「事実だろ。そんなことより、冗談はそのくらいにして、早くそこをどいてくれ」
【 伊月 】 「いいからいいから。響っちはそのまま楽にしててよ。もっとサービスしてあげるからさ」
【 響 】 「おい、人の話をちゃんと聞けって……うおっ」
 

 悪戯っぽい感じの笑みを浮かべた伊月が、カリ首の根元付近を重点的に擦り上げてくる。

【 伊月 】 「ここ、カリ首の所がすごい出っ張ってる。膣内にずるずる擦れそうでエッチな形だね〜」
【 響 】 「なっt、もしかして、こういう事をしたことあるのか?」
【 伊月 】 「にしし、それはご想像にお任せしま〜す。それより、こんなのはどう?」
 

 伊月はそう言うと、今度は親指と人差し指を使ってリングを作り、カリ首をきゅぽきゅぽと上下に扱いてきた。

【 響 】 「うくっ、どうって言われても、ハァ、べつにたいしたことないって」
 

 しなやかな指に擦れたカリ首から、じんじんと痺れるような快感が這い上がり、たまらずシーツを両手で
 握り締める。
 相手は伊月だっていうのに……いや、伊月が相手だからこそ、この状況に妙な興奮を覚えてしまい、
 早くも先走り汁が滲んできた。

【 伊月 】 「ネバネバした汁が漏れてきてる。これって響っちが感じてくれてる証拠っしょ?」
【 響 】 「っ、そんなんじゃない。これはその、なんだ、ただの生理現象だから」
【 伊月 】 「あはは、苦しい言い訳だな〜。しょーがない。響っちが素直になれるように伊月ちゃんがとっておきを見せて
 あげるっすよ」
 

 伊月は苦笑気味にそう言うと、ペニスから右手を離し、身に着けていた上着に手をかけた。

【 響 】 「お、おい!?」
【 伊月 】 「どう? 大きさはたいしたことないけど、形はそんなに悪くないっしょ?」
 

 さすがに恥ずかしいのか、ほんのりと頬を染めている伊月の胸元を思わずじっと見てしまう。
 たしかに大きいというほどじゃないけど、それは葵さんや美里さん、五十鈴と比べた場合の話で、
 一般的には十分といえるボリュームだと思う。
 なにより、その綺麗な形、そして先端にあるピンク色の乳首に目を奪われ、むらむらとした気持ちが
 沸き上がってきた。

【 伊月 】 「響っちのチ●ポ、さっきより大きくなってる。にひひ、あたしのおっぱいを見てエッチな気持ちになってるんだ?」
【 響 】 「し、仕方ないだろ。大きくはないけど、たしかに綺麗なおっぱいしてる。そんなの見せられたら
 興奮くらいするって」
 

 照れ隠しのような感じでそう告げると、伊月の顔に今まで一度も見たことがないほど柔らかな微笑みが浮かんだ。

【 伊月 】 「あ、なにげに嬉しいかも。そっか。こういう気持ちなんだ。いまだったら美里さんが無理を押してでも響っちに
 迫った気持ちがわかるな〜」
【 響 】 「それってどういう意味だ?」
【 伊月 】 「あはは、気にしないでいいよ。それより、続きしよっか」
【 響 】 「お、おい、もう十分だろ。お互いのためにこれ以上はやめとこう」
【 伊月 】 「おやおや〜? こんなに大きくしてるくせに、途中でやめちゃっていいんすかね〜?」
 

 悪戯っぽい笑みを浮かべた伊月が、ペニスを握った手をふたたび動かし始める。

【 響 】 「それは、そのっ、はうっ、ううっ」
 

 頭では断らないといけないとわかっていても、股間から這い上がってくる快感に逆らえず、ほとんど無意識に
 股間を突き出し気味にしてしまう。

【 伊月 】 「チ●ポを突き出しちゃって可愛いな〜。あたしに任せといて。最後までちゃんと面倒みてあげるよ」
 

 伊月は嬉しそうにそう言うと、勃起ペニスの根元辺りを握り直し、ふたたび大きなストロークをつけて全体を
 しごいてきた。