元たばこ屋だった家の軒先を見ると、偶然にも雨宿りしている瞳さんの姿を見つけた。

【 翔太 】 「瞳さん!」
 

 自転車を引きながら、瞳さんが雨宿りしている元たばこ屋の軒先へと駆け寄る。

【 瞳 】 「あら、翔太君」
【 翔太 】 「瞳さんも雨宿りですか?」
【 瞳 】 「ええ、あともうちょっとで家だから何とかなると思ったんだけど、急に雨が激しくなってしまって」
【 瞳 】 「でも、よかったわ。これで翔太君と入れ違いにならずにすんだわね」
 

 頬を僅かに上気させながら、くすっと嬉しそうに微笑む。

【 翔太 】 「そう言われるとそうですね」
 

 母性に溢れた優しい微笑みに、ドキッとしながら頷き返す。

【 瞳 】 「通り雨だと思うから、少しここで雨宿りしていきましょう。
 服は着替えればいいけど、買い物をしたものまで濡れてしまうから」
【 翔太 】 「いいですよ。俺も小降りになるまで、ここで雨宿りしようと思っていたとこですから」
 

 今は閉店してシャッターが閉じているたばこ屋の軒先で二人で雨宿りすること20分——
 ようやく雨脚が弱まり、雷の音が遠くなっていった。

【 翔太 】 「もう少し待てば雨が止みそうね」
【 瞳 】 「そうですね。あと、瞳さんが持っている買い物袋、俺が持ちますよ」
【 瞳 】 「ええ、そんなにいいわよ。家もすぐ近くなんだから」
【 翔太 】 「お世話になってるんですから何かさせてください」
 

 そう言って、瞳さんの右手から買い物袋を取り上げる。

【 瞳 】 「あ、ありがとう、翔太君」
【 瞳 】 「くすくす、男の人に優しくされるのになれていないから、おばさん、年甲斐もなく照れちゃうわ」
 

 そう言いながら、頬を赤らめる微笑む瞳さん。

【 翔太 】 「いえ、このくらいで大げさですよ」
【 瞳 】 「そんなことないわよ。ふぅ、雨で洋服がグショ濡れになってしまったわね」
 

 空いた右手で瞳さんが雨で濡れになってしまったカーディガンが脱いでいく。
 下に着ていたキャミソールも雨で濡れていて、黒い下着が生地越し浮かび上がっていた。

【 翔太 】 「っ……」
 

 黒のブラがスケスケになってるっ! 大人っぽく艶やかな黒いブラにゴクリと生唾を飲み込みながら、
 瞳さんの胸元を凝視する。 わかっていたことだけど、瞳さんのおっぱい、メチャクチャ大きい。
 間近で見る瞳さんの乳房は圧倒的な量感を誇っていて、ドキッとすると共にムラムラと欲情してしまう。
 単純に大きさというかボリュームだけだったら、母さんや真理香さんより遙かに上だ。
 いったい何カップあるんだろう。そんな邪な事を考えながら、遠慮もなしに瞳さんの胸元を見つめる。

【 翔太 】 「……」
 

 おっぱいも凄いけど、ムッチリした二の腕、それにチラ見えしているブラ紐がとんでもなくエロい。

【 瞳 】 「あっ……」
 

 俺の露骨な視線に気がついた瞳さんがポッと頬を赤らめる。

【 瞳 】 「いやだわ、翔太君たら、そんなに身体をジロジロと見られたら、おばさん、恥ずかしいじゃない」
【 翔太 】 「す、すいません!!」
 

 瞳さんの言葉に謝り、慌てて胸元から視線をそらす。

【 瞳 】 「くすくす、私みたいなおばさんの身体なんて見ても嬉しくないでしょうに」
 

 ブラが透けている胸元を隠すこともなく、微笑みながら俺を見る。

【 翔太 】 「そんなことないです! 年齢なんて関係ない。瞳さんは凄く魅力的な女性だと思います。
 その大人の女性っていう感じがして俺的にはいいかなって」
 

 瞳さんの言葉に顔を赤くしながらも拳を握り締めて力説する。

【 瞳 】 「本当に? ふふ、翔太君みたいな若い子にそんなふうに言われるとお世辞でも嬉しいわ。
 私、年甲斐もなくドキドキしちゃってる」
 

 顔を真っ赤にしながら、チラチラッと俺を見つつ身体をモジモジとさせる瞳さん。
 そんな瞳さんの仕草がとても可愛らしいと思いつつ、愛らしい仕草と裏腹に女性を象徴しまくっている
 豊満な乳房から目が離せなかった。

【 瞳 】 「翔太君たら、まだ見てる。くすっ、いいわ。私のおっぱいで翔太君が退屈しないのなら、
 雨が止むまで好きなだけ見ていて」
 

 白い肌をほんのりと赤く染めながら、瞳さんは透けているブラを隠すこともせず、
 俺に対して胸元を晒し続けてくれた。