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  【姫乃】「すでに体験版をプレイしていただいたみなさん、こんにちは。そうでない方は、はじめまして。東條姫乃です」
  【姫乃】「今回は『とらバ!』のサブヒロインである私ともうひとり、前回に引き続いて駆流田みなとが、本作の特徴的なゲームのシステムについてみなさんに説明をさせていただくことに――」
  【姫乃】「なっている予定なのですが、……じ、実はまだ、みなとがこの場に到着していません」
  【姫乃】「……もう、こんな大事なときに、みなとは一体なにをしているのかしら。しょ、少々お待ちくださいね」
  【みなと】「はぁ、はぁ、お待たせー! みんな、姫っち、遅れてごめんねぇ〜!」
  【姫乃】「もう、遅いわよ、みなと! 貴女はこの大事なときに、いったいなにをしていたの?」
  【みなと】「いやいや〜、ホントごめん! ……実は前回のセールスポイントトークの後で、朱莉ちゃんの猫耳スーツ姿を撮影するのに時間をかけすぎちゃってさ〜」
  【姫乃】「……はぁ。朱莉ちゃんが可愛いのはわかるけど、そういう趣味はほどほどにしておきなさいよね」
  【みなと】「うんうん、そうよねぇ。朱莉ちゃんの猫耳も可愛いけど、姫っちの巨乳もとっても素晴らしいものだからね」
  【みなと】「ねぇ姫っち、次はぜひ姫っちが被写体になってよ。……この南米産の水着を着用して、ぱしゃぱしゃっと数枚撮らせてくれるだけでいいからさ♪」
  【姫乃】「きゃ、きゃあ!? なによこの水着、ほとんど布の部分がないじゃないの! そんなの絶対に着ないからね!」
  【姫乃】「――そ、それよりも! 今回はみなさんに『とらバ!』のゲームシステムの説明をしないといけないんだから、そんな破廉恥な水着はすぐに仕舞って、貴女も準備をはじめてちょうだい!」
  【みなと】「あははー、そうね。んじゃ、姫っちにこの水着を着てもらうのは、また次の機会にするとして……」
  【姫乃】「き、着ないから! そんな恥ずかしい水着、絶対に着ないからね、みなと!」
  【みなと】「にひひっ。まぁまぁ落ち着いてってば。……んじゃ、さっそく始めさせてもらうことにするわ!」
  【みなと】「LOVEエロ作品第三弾となる『とらバ!』では、「LOVEエロ」という基本コンセプトに加えて、主人公を巡って恋愛バトルを繰り広げる母娘との日常を描く、という事がゲームのメインテーマとして存在するの」
  【みなと】「そのテーマをより明確にユーザーのみんなに伝えつつ、かつゲームの刺激的なエッセンスとして取り入れるために、本作ではいくつかの特徴的なシステムが採用されているのよ!」
  【みなと】「そのうちのひとつ……まずは、体験版でもちょこっとだけ出ていた『トラバ! ゲージ』のことを説明するわ!」
  【みなと】「まずは、2枚目の絵に注目してちょうだい」
  【みなと】「画面の上に、格闘ゲームの体力ゲージみたいなものが表示されているのがわかるわよね? これが、いま言った『とらバ! ゲージ』なの!」
  【姫乃】「格闘ゲームのことはよく知らないけれど、なにか、バーのようなものが画面の上に表示されているのはわかるわ。このゲージにはいったいどんな意味があるの?」
  【みなと】「簡単に説明すると、これは駿の「現在の気持ち」の位置を表現しているのよ」
  【みなと】「ゲージの左端に恋さん、右端に愛ぽんのアイコンが表示されているのが見えるわよね?」
  【姫乃】「ええ、見えるわ。それに、ゲージの真ん中にはハートマークも見えるわね……これが、今村君の気持ちの現在位置を表現しているのかしら?」
  【みなと】「イエース! んじゃ、さっそく実演タイムといきましょうか」
  【みなと】「……もしもゲーム中に、駿と愛ぽんが仲良くなった場合には、『とらバ! ゲージ』はこんな感じに動くのよ!」
  【姫乃】「あっ。ゲージの中央にあったハートマークの部分が、香住さんのほうに近寄ったわね」
  【姫乃】「……つまりこれは、今村君の気持ちが香住さんのほうに傾いた、ということを視覚的に表現しているわけなのね?」
  【みなと】「そそ。体験版をプレイしてくれたみんなはもうわかってると思うけど、恋さんと愛ぽんはゲームの開始当初から、もう駿にラブラブの状態なのよね」
  【みなと】「つまり、ふたりの好感度はゲームが始まった時点で事実上のMAXなわけ。だからゲーム中で揺れ動くのは、恋さんと愛ぽんの気持ちではなくて、優柔不断な駿の気持ちのほうなわけよ」
  【姫乃】「ええと、……みなと? ちなみに『とらバ! ゲージ』の両端に表示されるのは、このふたり限定なのかしら?」
  【みなと】「……にひひ。この三角関係に混ざりたいの、姫っち?」
  【姫乃】「っ、そういうわけじゃなくてっ。ちょ、ちょっと疑問に思っただけよ!」
  【みなと】「あはは、まぁそういうことにしときましょうか」
  【みなと】「でも残念ながら、この作品はあくまでも香住家の母娘による恋愛バトルと、そこに巻き込まれる駿のLOVEエロな日々を描くのがコンセプトだからね」
  【みなと】「私たち、サブヒロインの女の子たちがこの『とらバ! ゲージ』をジャックするのは難しいわねぇ。……ま、私たちは私たちなりの方法で、駿の気持ちをどーにかすることにしましょ」
  【姫乃】「えっ? みなと、貴女もしかして……?」
  【みなと】「さ〜て、それより説明の続きをしないとね」
  【姫乃】「あっ……そ、そうよね」
  【みなと】「このテのゲームをプレイしたことのある人なら想像がつくと思うけど、ゲーム中に発生するイベントの多くは、キャラクターの好感度がイベント発生の条件になっていたりするのよ」
  【みなと】「その法則は私たち、サブヒロインのイベントにはそのまま当てはまっているわ。たださっきも言ったように、恋さんと愛ぽんの場合は最初から好感度がMAXだから……」
  【姫乃】「……ふたりに関係するイベントの発生条件は、この『とらバ! ゲージ』の状態が、カギなっているということなのかしら?」
  【みなと】「ういうい。さすがは姫っち、朱莉ちゃんと一緒で飲み込みが早くて、お姉さん助かるわ〜♪」
  【姫乃】「私をおだてても何も出ないわよ、みなと」
  【姫乃】「……ということは、たとえば恋さんのイベントをゲーム中で発生させようと思ったら左側に、香住さんのイベントなら右側に、『とらバ! ゲージ』の状態を保っておくことが必要になってくるというわけね?」
  【みなと】「そのとーり! ただ、駿がどちらかひとりと仲良くなれば、当然、残されたもう一方はふたりの関係に嫉妬するわよね?」
  【姫乃】「そ、そうね。当然、そうなってしまうわよね」
  【みなと】「そうした場合には、嫉妬した側が駿にエッチな誘惑をしかけてくることもあるの。――そして、その結果!」
  【姫乃】「あううっ。い、いくら嫉妬したからといってこんな……香住さん、少し大胆過ぎないかしら?」
  【みなと】「にひひっ。ふたりは駿にお熱だからね〜、どうしても駿のことを自分のほうに振り向かせたくて、こんなこともしちゃうわけなのよ」
  【みなと】「……だから、たとえば愛ぽんのエッチなシーンが見たいからといって、『とらバ! ゲージ』の現在位置を常に愛ぽんの側に寄せておけばいいってわけでもないの」
  【みなと】「場合によっては、ゲージを恋さんのほうに寄せておく、ということも、このゲームにおいては重要なテクニックになってくるのよん♪」
  【姫乃】「い、意外に難しいのね。……でもそれなら、一度のゲームプレイでは、たとえばどちらかひとりのイベントをすべて見る、ということは出来ないのかしら?」
  【みなと】「んっふっふ。……ところが、実はその方法はちゃんと存在しているのよね」
  【みなと】「それどころか、1度のゲームプレイで恋さんと愛ぽん、両方のHシーンをばりばり回収していく方法もあるんだけど……ま、その方法についてはまた後で詳しく説明させてもらうことにするわ」
  【姫乃】「そ、そんな魔法みたいな方法があるの? わかったわ、その方法については、あとで聞かせてもらうわね」
  【みなと】「うい。んじゃ、もう一度『とらバ! ゲージ』の説明に戻るわよ」
  【みなと】「この『とらバ! ゲージ』は、ここまでに説明したような香住家の母娘に関するエッチなイベントの発生条件だけでなく、それ以外の日常シーンにも影響を与えているの」
  【みなと】「……たとえば朝、駿がベッドで目を覚ましたときのやり取りや、夕食の後のちょっとした会話なんかも、『とらバ! ゲージ』の状態によって様々に変化するわ」
  【姫乃】「今村君の気持ちがどちらに寄っているかによって、1枚絵を使うようなイベントだけでなく、日常シーンでの会話のパターンも変化するということね?」
  【みなと】「そそ。ちなみに週末には、恋さんや愛ぽんにデートに誘われることなんかもあるから、『とらバ! ゲージ』の状態には常に目を光らせておいたほうがいいわよん」
  【姫乃】「……やっぱり、3人の関係にこっそり私たちが混ざるというわけには……う、ううん。なんでもないわ、先を続けて、みなと」
  【みなと】「にひひっ。まー、姫っちの今の発言については、あとあと追及することにしましょうか」
  【みなと】「……とりあえず、ゲームの展開に『とらバ! ゲージ』が与える主な影響としてはこんなところね」
  【姫乃】「なるほど。……『とらバ!』というゲームにおける、『とらバ! ゲージ』の重要性とその役割については理解できたわ」
  【姫乃】「ちなみに、この『とらバ! ゲージ』はどうやって動かせばいいのかしら? ……つまり、今村君の気持ちを動かすためには、ゲームを遊んでいただくみなさんはどういう行動を取ったらいいの?」
  【みなと】「そうね。そこのところも、もちろん説明させてもらうことにするわ」
  【みなと】「『とらバ! ゲージ』を動かすもっとも基本的な方法としては、ゲーム中に選択肢が表示された際に、恋さんか愛ぽんのふたりのうち、どちらかに寄った選択肢を選ぶというものがあるわ」
  【姫乃】「これはシンプルでわかりやすいわね。私にも簡単に出来そうだわ」
  【みなと】「あはは。たしかに、普段ほとんどゲームとかをしない姫っちにも、これなら結果が想像しやすいわよね」
  【姫乃】「ち、ちなみに……選択肢として表示されるのは、ふたりに関係する事柄だけなのかしら?」
  【みなと】「ううん。ゲーム中に表示される選択肢には、私たちのようなサブキャラクターの好感度や、イベントの発生条件に関係するものもたくさんあるわ」
  【みなと】「そういう選択肢を選んだ場合は、『とらバ! ゲージ』ではなくて、私たちの駿に対する好感度が変化するの」
  【みなと】「……たとえば、姫っちも駿にスカートめくりとかされたら、ドキっとして好感度が上がっちゃうでしょ?」
  【姫乃】「そうね……って、あ、上がらないわよ! ドキっとはするけれど、その場合はむしろ下がっちゃうじゃないの!」
  【みなと】「――えっ、上がらないの!?」
  【姫乃】「えっ、ど、どうしてそこで驚くのよ!?」
  【みなと】「だってそこから、スカートをめくった拍子にショーツが脱げちゃったりとか、そもそも下着を身に着けずに登校してきたのがバレたりとか、色々とドッキリイベントが展開しそうじゃない!」
  【姫乃】「どれも好感度が急降下しそうなイベントばかりじゃないの!! ……も、もうっ、いいから話を先に進めなさい!」
  【姫乃】「さっき、貴女は「もっとも基本的な方法」と言ったわよね? ……『とらバ! ゲージ』を動かす方法は他にもあるんでしょう? それをきちんと説明しなさいったら!」
  【みなと】「あははー、了解了解っと。……『とらバ! ゲージ』を動かす他の方法としては、ゲーム中にMAP画面が表示されたときに、意中の女性のアイコンをクリックするというものもあるわ」
  【みなと】「これも、基本的にはさっき説明した選択肢と同じね」
  【みなと】「恋さんと愛ぽんを選んだ場合には、『とらバ! ゲージ』の状態を変化させることが出来て、それ以外の、私たちのようなサブヒロインを選んだ場合には各キャラクターの好感度が変化することになるのよ」
  【姫乃】「上の画面を見ると……香住さんとみなと、それに朱莉ちゃんが一緒の場所に集まっているわよね? この場合はどうなるの?」
  【みなと】「この場合は、全員の好感度がいっぺんに上がることになるわね。たいへんお得な状態だから、見逃さないほうがいいわよん♪」
  【みなと】「ちなみに恋さんと愛ぽんが一緒の場所にいるような場合には、アイコンを選択してもすぐに『とらバ! ゲージ』が動いたりはしないけれど……」
  【みなと】「大抵はその後に選択肢が表示されて、恋さんと愛ぽんの二択を迫られることになるわ。その点は注意してね」
  【姫乃】「わかったわ。『とらバ! ゲージ』の状態を変化させる、つまり今村君の気持ちを動かす方法は、主にこのふたつというわけなのね?」
  【みなと】「にっひっひ。結論を急ぐのは早いわよぅ、姫っち」
  【みなと】「実はこの『とらバ! ゲージ』を動かす方法は、まだ他にもあるの。……それも、選択肢やMAP画面でのアイコン選択のようなちまちまとした変化じゃなくて、もっと劇的に動かす方法があるのよ!」
  【姫乃】「えっ? そ、そんな方法があるの?」
  【みなと】「そう! それが今から紹介する、『とらバ! モード』なのよ!!」
  【姫乃】「……あ、あの、香住さん。気持ちはわかるけれど、親子喧嘩はよくないと思うのよ?」
  【みなと】「あはは。恋さんと愛ぽんは、駿のことがからむと本気になっちゃうからね〜」
  【みなと】「すごく仲の良い母娘だから、喧嘩を後に引っ張っちゃうなんてことはないけどさ。駿を取り合ってのこういう口喧嘩程度なら、いくらだって発生する可能性はあるわよね」
  【姫乃】「ど、どうにか喧嘩を止めることはできないのかしら? いくら香住さんたち親子の仲がいいとはいっても、黙って見ているのは心配だわ」
  【みなと】「ふふっ、そこで登場するのが、さっき言った『とらバ! モード』なのよ!」
  【姫乃】「あ、あら? 『とらバ! ゲージ』の他に、画面に見慣れないバーのようなものが表示されているわね。……みなと、これは何?」
  【みなと】「それは『タイムカウントゲージ』といって、『とらバ! モード』の制限時間を表すゲージなの」
  【みなと】「この『とらバ! モード』中には、恋さんか愛ぽんのうち、どちらかを選ぶような選択肢が限られた時間の中で複数回表示されるわ」
  【みなと】「ここで表示される選択肢を選ぶことによって、恋さんか愛ぽんか、いずれかの方向に『とらバ! ゲージ』の現在位置は動いていくことになるの」
  【みなと】「……これを時間内にいくつも選択していって、ふたりの喧嘩を仲裁したり、あるいはふたりのうちどちらかに味方をして喧嘩に勝たせてあげる、というのが『とらバ! モード』の主な目的なのよ!」
  【姫乃】「――ちょ、ちょっと! 今村君のことを巡ってふたりが喧嘩をしてしまっているのに、どちらかだけに味方をしてどうするのよっ。ちゃんと仲裁してあげないと駄目じゃないっ」
  【みなと】「まぁまぁ、落ち着いて話の続きを聴きなさいってば、姫っち」
  【みなと】「さっきも言ったけど、恋さんと愛ぽんの親子の絆は、こんなことでどうこうなっちゃうような軽いものじゃないからさ。ふたりとも駿のことは本気だけど、こんな口喧嘩の勝敗なんて、翌日にはもう忘れちゃってるわよ」
  【姫乃】「ほ、本当にそうなの? なんだか心配だわ……」
  【みなと】「あははー、あの親子のことなら、ホントに心配いらないってば」
  【みなと】「この『とらバ! モード』は、駿の気持ち、すなわち『とらバ! ゲージ』の現在位置を大きく動かすチャンスなのよ。ここで表示される選択肢は、同じ相手に寄ったものを選び続けることで、ゲージの移動値にボーナスも発生するの」
  【みなと】「だから姫っちも、この口喧嘩を止めることよりも、上手く利用することを考えてちょうだい!」
  【みなと】「上の画面を見てもらえばわかるけど、『とらバ! モード』中に複数回表示される選択肢は、同じ相手に寄った選択を選び続けることで、さらにゲージの移動値にボーナスが発生するの」
  【みなと】「このボーナスを利用することによって、たとえば恋さんのほうに向いていた駿の気持ちを、愛ぽんのほうへと大きく傾けることも可能なのよ!」
  【姫乃】「つ、つまり……上のような結果だと、前日までは恋さんのほうを追いかけていた今村君が、この『とらバ! モード』以降は香住さんのほうを追いかけることになるわけね?」
  【みなと】「そそ。さっきも少しだけ触れたけど、この『とらバ! モード』を利用すれば、1度のゲーム中で恋さんと愛ぽんの両方を追いかけることも可能なわけ」
  【みなと】「それは同時に、愛ぽんとラブラブしているHなシーンをいっぱい回収しつつ、愛ぽんの嫉妬による誘惑シーンなんかも同時に回収できるってことなのよ!」
  【姫乃】「ううっ。恋さんに想いを寄せていたと思ったら、その次の瞬間からは香住さんを、だなんて……今村君は、私が思っていた以上に優柔不断な人だったのね」
  【みなと】「くすくすっ。駿に幻滅しちゃった、姫っち?」
  【姫乃】「す、少しだけ、…ね」
  【姫乃】「でも、今村君が優柔不断だってことは、裏を返せば私にもチャンスがあるっていうことで――……」
  【みなと】「……にひっ♪」
  【姫乃】「っ!? ななな、なんでもないわっ。私はなにも言ってないわよ、みなと!」
  【みなと】「あははー。姫っちの反応はホントにわかりやすいわねぇ」
  【みなと】「ま、とにかく。みんなにも、いま説明した『とらバ! モード』のことをより理解してもらえるように、ちょろっと動画なんてものも作ってみたわ」
  【みなと】「こういうのは単語をひとつひとつ説明されるよりも、一連の動きを実際に見てもらったほうがわかりやすいからねん。……んじゃ、さっそくこの動画を見てもらいましょうか!」
  【姫乃】「へぇ……実際には、こんな感じの動きになるのね。たしかに動画で見ると流れがわかりやすいわ」
  【みなと】「でしょでしょっ♪ ……ま、『とらバ! モード』についての説明はこんなところね。以下に、重要な点をざっくりとまとめるわよ〜!」
  【姫乃】「『とらバ! ゲージ』と『とらバ! モード』は、香住さん親子の恋愛バトルをテーマとしたこのゲームにはとても重要なものなのね」
  【姫乃】「だけど、ふたりとも素敵な女性だから、どちらかを選ぶというのはそれはそれで大変そうよね……」
  【みなと】「にひひ。実はね……『とらバ! ゲージ』の現在値は、なにも恋さんと愛ぽんの、どちらかに寄せるだけが正解っていうわけじゃないのよ!」
  【姫乃】「……えっ? ど、どういうことなの?」
  【みなと】「――『とらバ!』は母娘との三角関係を描いたゲーム! みんなが期待しているのは、当然、どちらか一方とのエッチシーンだけではないはずよ!」
  【姫乃】「えっ、えっ!? そ、それってもしかして――!?」
  【みなと】「ゲーム中、うまく『とらバ! ゲージ』の値を左右に振りながらふたりのエッチぃシーンを回収しつつ、最終的には恋さんと愛ぽんの仲を取り持ってあげることで……」
  【姫乃】「ああっ、お、落ち着いてふたりとも! というか、ふたり同時にだなんて……だ、だめよそんなの、いやらしすぎるわっ」
  【みなと】「あははっ。たしかに、恋さんも愛ぽんも素晴らしくエッチぃわねー」
  【みなと】「こんな見せつけるような恰好で、アソコから精液をたっぷりと垂らして……くす、駿もよっぽど興奮したんでしょうね。こんなに注ぎ込んじゃったら、ふたりとも妊娠確定なんじゃないの?」
  【姫乃】「……ううっ。ふたりがこんなにエッチな姿を披露してしまうなら、私ももっと頑張らないといけないのかしら」
  【姫乃】「ね、ねぇみなと、さっきの水着のことなんだけど……」
  【みなと】「おおっ? ついにやる気になったのね、姫っち!」
  【姫乃】「えっ、えっ? あっ……ち、違うのよっ、私が言いたいのは、あの水着を着てみたいとか、そういうことじゃなくてね!」
  【姫乃】「も、もうちょっとこう、控えめなデザインの水着があるようなら、せめてあの水着を買ったお店のことを教えてほしいかなって……そう思っただけなのよっ」
  【みなと】「にひひっ。……わかってるってば、姫っち。そういうことなら、このみなとさんにドーンと任せておいて!」
  【みなと】「さっき姫っちに見せたみたいなブラジル水着でも、ほとんど紐みたいな水着でも、さらにはボディペイントでも! エッチなふたりに勝てるような衣装を、私が姫っちにいくらでも見繕ってあげるわ!」
  【姫乃】「ちょ、ちょっと待ってよ、みなと! 私が欲しいのはそこまで過激なものじゃなくて、もっとこう、男性の心を微妙にくすぐるような――……ね、ねぇ、聞いてるの!?」
  【みなと】「いいから、いいから。んじゃ、さっそく私と一緒に水着を買いに出かけましょうかっ。……とりあえず、エアブラシと塗料を一式買い揃えないとね!」
  【姫乃】「ままま、待ちなさいったら! どうして水着なのに塗料が必要になるのよっ!? ……みなとっ、ちょっとみなとったらぁ!!」
――続く――