しかし、まさか明日香さんが先輩のお姉さんで高天家の令嬢だったとは……マジで世間って狭すぎだよ。
 先輩といい明日香さんといい、高天家と俺は切っても切れない縁があるとしか……うっ!?
   軽く溜息をつきながら隣に座っている明日香さんに目を向けると、雨でずぶ濡れになったせいで、胸元が
 スケスケになっているのに気がついてしまった。
   うわ、濡れた上着の生地とブラがピッタシと身体に張り付いて、明日香さんのおっぱいの形が
 丸わかりになってるじゃないか……。
   じぃ~っと目を凝らして見ると、綺麗な形をした乳房はもちろんのこと、乳輪と乳首らしきものも
 浮かび上がってしまっていることに気がついた。
【 四郎 】 「っ……」
   ど、どこを見てるんだよ、俺は……。
   視線を胸元からそらそうとする俺の意志とは裏腹に、スケスケになっている明日香さんの乳房を
 ガン見してしまう。
   白い上着のせいで身に着けている黒いブラがスケスケになっていて、ブラの水分を吸ったせいで、
 乳首が浮かび上がってる。
   見ちゃダメだと思いつつも、その美麗な乳房に視線は釘付け状態だ。
 明日香さんって結構、巨乳だったんだんだな。
   くっきりと洋服越しに透けて見えている乳房のボリュームは相当なもので、その形も見事としか言い様が
 ない素晴らしいおっぱいだった。
   二人で身を寄せ合っていることもあいまって、心臓がドキドキと早鐘を打ち始める。
【 四郎 】 「っ……」
   ボリューム満点の胸元もさることならも、明日香さんの体温、そしていい匂い……。
   今まで意識していなかったことを強く意識してしまい、興奮に心臓がドキドキしまくり、あと顔全体が
 カァっと火照り始めてくる。
【 明日香 】 「んっ、どうしたんだ? なんか顔が赤いみたいだけど……まさか、雨に濡れたせいで、風邪になって
 熱が出てきたなんて言わないよな?」
【 四郎 】 「そ、そんなことないです! 雨に濡れてすぐに熱なんて出ません。ただ、その……」
   ストレートにおっぱいがスケスケになってます、とはさすがに言えず、口ごもってしまう。
【 明日香 】 「なんだよ、何を口ごもってるんだ? なにか言いづらいことでもあるのか?」
【 四郎 】 「まあ、言いづらいと言えば言いづらいことなんですけど……」
   なんとか適当な言い訳を考えてその場を何とか取り繕うとした瞬間――
【 男A 】 「この近辺に逃げた可能性が高いな」
【 明日香 】 「っ!?」
【 四郎 】 「あっ!?」
   明日香さんを追いかけてきていた男達が公園内に進入してきた。
【 明日香 】 「し! 声を出すな!」
   明日香さんの言葉に無言で頷き返し、遊具の中で息を潜める。
【 男B 】 「こっちはどうなんだ? 明日香お嬢様は?」
【 男A 】 「いや、見つかってない。駅からだと走ってもこの辺り限界だと思うんだが……」
【 男B 】 「確かにな。とりあえず、一度、ここに全員を集めて重点的に探してみるか」
   一人、また一人と、公園に集合してくるスーツ姿の秘書……いや、ボディガード達。
【 明日香 】 「マズイな。あの人数で本格的に探られたら、見つかるのは時間の問題だ」
【 四郎 】 「そうですね……」
   濡れた洋服が張り付き、美麗な形をした乳房、さらに乳首がくっきりと浮かび上がる胸元に、
 明日香さんの甘い体臭に頭がボーッとなり、頭の思考回路が低下していく
   危険が迫っている状態だっていうのに……でも、ダメだ。
 明日香さんのいい匂いに、ムニュムニュした柔らかな感触……うぅ、頭がクラクラして……。
【 四郎 】 「っ……」
   自分でもどうにもできない牡の本能に突き動かされるままに、明日香さんの肩に右手を回そうとした時……。
   男達がぞろぞろと遊具に向かって近づいてきた。
【 明日香 】 「くそっ、ここまでか……」