【 沙織 】「あいたた……んもう、お尻打っちゃったじゃない……」
ぶつぶつ言いながら、沙織さんが立ち上がる。
【 拓己 】「沙織さん、大丈……えっ!?」
沙織さんの姿に思わず絶句し、俺はその場で固まってしまった。
【 沙織 】「……大丈夫よ、どこも何ともないわ」
【 拓己 】「あう、あっ、うぁ……」
さ、沙織さんのおっぱいが……丸見えに……なって……。
【 沙織 】「? どうしたの?」
その場に棒立ちになって口をパクパクさせている俺に、沙織さんが怪訝な表情を浮かべる。
【 拓己 】「あ、いや……その水着が……えっと、その……」
【 沙織 】「水着? 水着が……なんなの?」
【 拓己 】「いや、だから、その胸が……水着がずれて……その胸が……見えてるんだ」
【 沙織 】「えっ!?」
俺の指摘に沙織さんが視線を下に向ける。
【 沙織 】「っ……きゃあっ!?」
胸が丸見えになっていることに気がついた沙織さんが、慌てて両手で胸元を覆い隠す。
【 拓己 】「……あ、えっと、そ、その……」
【 沙織 】「っ!? 向こう向いて、バカ!」
【 拓己 】「あっ、ご、ごめ……あっ……」
慌てて後ろを向こうとしたその時だった。
沙織さんのビキニの紐が解けて、はらりとプールに落ちた。
【 拓己 】「う゛ぁっ……」