【 皐月 】「ねえ、拓ちゃん。さっきの続きしない?」
【 拓己 】「えっ、さっきって……?」
【 皐月 】「さっきはさっきだってば。ほら、屋上の……」
【 拓己 】「あっ……」
屋上での一連の行為を思い出し、カッと顔が熱くなった。
【 皐月 】「なんか拓ちゃんの顔見てたら、急にしたくなってきちゃった。だからしよーよ、セックス……」
【 拓己 】「せっ、セックスって……ば、バカ、なに変なこと言ってんだよ」
【 皐月 】「拓ちゃんはしたくないの?」
【 拓己 】「そ、そんなことないけど……」
【 皐月 】「えへへ、なら、したいんだね、あたしとセックス」
【 拓己 】「……ああ、したい。俺、皐月と……してみたい……」
【 皐月 】「あはは、そっか。なら問題ないね」
俺の頬を両手で包み込むと、皐月は再び唇を重ねてきた。
【 皐月 】「んっ、んむっ、んんっ……ちゅっ、ちゅぷっ、んふぅ、ちゅぴっ……」
唇を割るようにして、皐月が口内に舌を忍び込ませてくる。
【 皐月 】「んふっ、ちゅっ、ちゅるっ、ちゅぱっ、ちゅぷっ……んふぅ……」
歯茎から頬の粘膜まで。皐月の舌が俺の口内を激しく擦りあげていく。
うう、皐月の舌が口の中に入って、すごく気持ちいい……。
【 皐月 】「んふっ、んぐっ、ちゅぷっ、ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅっ……」
ぐちゅぐちゅと音を立てながら、舌はもちろんのこと、頬の粘膜、そして歯茎まで。皐月は俺の口内を舐め擦るようにして愛撫していった。
【 皐月 】「んちゅっ、んふっ、ちゅぴっ、ちゅぱっ……んっ……へへ、ねえ、今度は拓ちゃんからしてみてよ」
【 拓己 】「あ、ああ……」
唇を離した皐月に、俺は小さく頷いてみせると、緊張で震える手で皐月の頬を左右から包み込み、こちらに引き寄せた。