【 唯 】「お兄さん……あの……ちゅ、ちゅうを……してください」
唯ちゃんが、くいっと唇を差し出し、瞳を閉ざす。
【 拓己 】「唯ちゃん……」
俺はそんな唯ちゃんの肩に両手を置くと、桜色をした可憐な唇に口づけた。
【 唯 】「あんっ……んっ、んんっ……ちゅっ……んふっ、んっ、ちゅっ、ちゅっ……」
軽く唇を擦り付けるようにして、唯ちゃんの柔らかな唇の感触を堪能していく。
【 拓己 】「んっ……唯ちゃん、口開けて……大人のキス……しよう」
【 唯 】「ん……はい……」
言われた通りに唯ちゃんは、ちょこっと口を開いてくれた。
【 拓己 】「唯ちゃん……んっ」
唇を重ね、ちょっとだけ開いた唇の隙間から舌を差し込むと、俺は唯ちゃんの愛らしい舌を舌先でつんつんと刺激した。
【 唯 】「んっ、んふぅ、んちゅっ、ちゅっ……んんっ……」
舌の愛撫に戸惑う唯ちゃんだったが、何度かそれを繰り返していると、少しずつ慣れてきたのか、積極的に舌を絡めてきてくれた。
【 唯 】「んちゅっ、ちゅくっ、ちゅぷっ、んむっ、ぴちゃ、ぴちゅ……んっ、んんっ……」
唯ちゃんの口内で、れろれろと舌を激しく絡め合う。
くちゅくちゅとお互いの唾液が混ざり合って、唯ちゃんの口元からは顎にかけてねっとりとした唾液が伝い落ちていった。
【 唯 】「んちゅぱっ……んっ……」
舌同士の交歓をし終えたところで、俺は唯ちゃんの唇からゆっくりと唇を離した。
【 唯 】「はぁはぁはぁ……えへへ、またお兄さんと……激しいキスしちゃいました」
口元から溢れた唾液を指で拭いながら、唯ちゃんはニッコリと微笑んだ。