【 疾風 】 「冬姉、夕飯の時間だよ」
 

 コンコンとノックを繰り返すが、冬姉の返事はなかった。

【 疾風 】 「はぁ、爆睡してるな、これは。仕方ない、中に入るか」
【 疾風 】 「冬姉、ちょっと部屋に入るよ」
 

 勝手に入ることに躊躇いはあったが、冬姉が声をかけたくらいで起きないことをよく知っている俺は
 部屋の扉を開け、冬姉の部屋の中へと入った。

【 疾風 】 「冬姉、夕飯の用意が……おわっ!?」
 

 部屋に入り、ベッドを見ると、そこにはあられもない姿で爆睡している冬姉の姿があった。

【 冬花 】 「すぅ、すぅ……」
 

 キャミソールと何故かパンツだけの格好でベッドの上に横になっている冬姉にドギマギしながら近づくと、
 案の定、寝息を立てて爆睡していた。

【 疾風 】 「疲れてるのはわかるけど、この格好は……」
 

 ドキドキしながら寝ている冬姉を、じっくりと見つめる。
 キャミソールの肩紐は緩み、裾部分も大胆に捲れあがり、左右のおっぱいの下乳部分が露出状態。
 下は下で、スパッツを脱いでいてパンツのみ。美麗なお尻が丸見えになっていた。

【 疾風 】 「いくら何でも無防備すぎだよ、冬姉」
 

 目の前の冬姉の大胆すぎる格好に、思わず両手で目を覆い隠したくなるが、そんな思いとは裏腹に、
 その妖艶な肢体についつい見入ってしまう。
 夏姉にキスされたことがきっかけで、今まで以上に冬姉のことも異性として強く意識してしまいエロい視線で
 冬姉を凝視、観察していく。
 こうして改めて見ると、冬姉のスタイルの良さを思い知る。
 春姉も夏姉も十分過ぎるほど魅力的な女性だと思うけど、美人という意味では冬姉が頭一つ抜けていると思う。
 女子としては長身に、大きなおっぱい、くびれたウェスト、張りのある大きなお尻。完璧といっていいほどの
 プロポーションの持ち主だ。
 そんなことを思いながら、起こしに来た目的も忘れ、冬姉の肢体に見入ってしまう。
 そういえば夏姉よりもずっと前に、冬姉とキスしちゃったんだよな、俺。
 冬姉が無理矢理したキスとはいえ、俺のファーストキスの相手なんだよな。
 昔、冬姉に一方的にキスされたことを思いだし、顔……いや、全身が火照ってくる。

【 疾風 】 「ごくり……」
 

 目の前で半裸同然の格好をしている冬姉の姿に、俺はゴクリと生唾を飲み込むと、冬姉に向かってそっと右手を
 伸ばしていった。
 このまま、冬姉の身体に触ってみたい。そんな衝動に駆られ、右手を胸元へと伸ばしていくと……。

【 冬花 】 「んんぅ、んんっ……」
 

 冬姉が身動ぎし、脱げかけていたキャミソールが捲りあがり、左右の乳房が丸見えになった。

【 疾風 】 「っ!? ふ、冬姉のお、おっぱいが……」
 

 左右共に露わになった大きくて綺麗な形をしたおっぱいに、視線が釘付けになってしまう。

【 疾風 】 「ごくり……」
 

 緊張に生唾を飲み込むと、俺は右手の代わりに、露わになったおっぱいに顔を近づけ、
 美麗な乳房をじっくりと凝視しまくった。
 わかっていたことだけど、こうして間近で見ると本当に綺麗な形してるな冬姉のおっぱい。
 大きいのに張りがあって、乳首も桜色をして、グラビアアイドルも顔負けの美乳だ。
 それに、汗の匂いに混ざって、ふんわりと甘い何とも心地いい香りが漂ってきてる。
 冬姉のおっぱい、触ってみたい。そして、できれば吸ってみたい。
 クラクラとしながらそんなことを思いつつ、そ~っと冬姉の乳房に更に顔を近づけていく。

【 冬花 】 「すぅすぅ、んっ、疾風……」
【 疾風 】 「あっ!?」
 

 いきなり名前を呼ばれた俺は、ハッと我に返り、冬姉の胸元から慌てて顔を離した。