【 疾風 】 | 「永遠さん、いるかな」 |
大社にいるかどうか、携帯に連絡してから来ればよかったな、と思いつつ境内を見渡し、永遠さんの姿を探す。 |
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【 疾風 】 | 「あっ、いた。永遠さん!」 |
本殿の前で永遠さんの姿を見つけた俺は、声をかけながら永遠さんの元へと駆け寄っていった。 |
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【 永遠 】 | 「あら、疾風さん。ふふ、こんにちは」 |
境内の清掃をしていた永遠さんに声をかけると、温かで母性に満ちた笑顔で挨拶をしてくれた。 |
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【 疾風 】 | 「こんにちは。お久しぶりです」 |
優しくて温かい、それでいて艶のある笑みに、ちょっとだけドキドキしながら挨拶を返す。 |
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【 永遠 】 | 「久しぶりですね。二週間ぶりですか」 |
【 疾風 】 | 「そうなりますね。すみません、父さんと母さんが旅行に出かけることになって、 ゴタゴタしていたせいでなかなか来れなくて……」 |
【 永遠 】 | 「いいえ、気になさらないでください。少しだけ寂しかったですけど、 こうして会いに来てくれましたから嬉しいです」 |
謝る俺に、永遠さんは首を振りながら優しく微笑んでくれた。 |
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【 疾風 】 | 「父さんも母さんも無事に旅立ったので、明日からできるだけ寄るようにします。 さすがに毎日は無理かもしれないですけけど」 |
【 永遠 】 | 「毎日なんて、とんでもない。疾風さんが暇な時だけ、ここに来たいと思った時だけ、 私に会いに来て頂ければそれで構いません」 |
【 疾風 】 | 「あっ……」 |
照れたように頬を赤らめる永遠さんにドキッとしつつ、ついついその魅惑的な胸元に視線が向いてしまう。 |
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【 永遠 】 | 「くすっ、疾風さんたら、そんなに胸元ばかり見られたらさすがに恥ずかしいです」 |
ボケッとしながら遠慮無く胸元をガン見していると、永遠さんが頬を赤く染め、 |
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【 疾風 】 | 「はっ!? ごめんなさい!」 |
言い訳のしようがなく謝るが、後を向くのに合わせてたぷんっと弾んだ乳房。 |