【 春佳 】 | 「ねえ、はあ君。この水着、どうかな?」 |
【 疾風 】 | 「う、うん。い、いいんじゃないかな」 |
春姉のお色気たっぷりの水着姿に顔が熱くなり、目が泳いでしまう。 |
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【 春佳 】 | 「はあ君、もっとしっかり見て。ちゃんとした感想を聞きたいの」 |
両手を後ろ手に回し、身体を左右に動かしながら、不満げな表情で俺を見る。 |
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【 疾風 】 | 「いや、ちゃんと見てるよ」 |
そう答え、水着姿の春姉を改めて見る。 |
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【 春佳 】 | 「この水着、一番のお気に入りなの。だから、もっとよく見て、感想を聞かせて」 |
【 疾風 】 | 「よく似合ってると思うけど、少し大胆すぎない?」 |
【 春佳 】 | 「えっ、そうかな? う~ん、それじゃ、ちょっと他の水着も試着してみるね」 |
そう言って試着室のカーテンを締めると、春姉が二着目の水着に着替え始めた。 |
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【 春佳 】 | 「えっと、これなんかはどうかな?」 |
【 疾風 】 | 「なっ!?」 |
春姉が新しく身に着けた水着はさっきのビキニと違って、白色のワンピース。 |
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【 春佳 】 | 「色は同じ白だけど、今度はワンピースタイプにしてみたんだけど、どうかな?」 |
【 疾風 】 | 「っ……ど、どうって言われてもっ」 |
股間部分はハイレグ。ワンピースといっても、お腹から胸元部分には布はなく、おへそから乳房の大部分は |
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【 春佳 】 | 「はあ君、黙ってないで教えて。この水着の方がいい?」 |
頬を赤らめモジモジとしながら、春姉がジッと俺の様子を伺う。 |
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【 疾風 】 | 「あ、いや、その似合ってるとは思うけど、さっきの水着より大胆になってるじゃないか。 そんな水着を着て、海水浴はちょっとどうかと思う」 |
顔を赤くして問いかける春姉を、正確には露出しているおっぱいを下腹部から股間部分をチラチラと見ながら |
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【 春佳 】 | 「そうなんだ。う~ん、ちょっとだけ自信あったんだけどなぁ。それじゃ、もう一着だけ試着したい水着が あるからそっちも見てみて」 |
【 疾風 】 | 「えっ、ちょっと春姉!?」 |
まだあるの!? と言う前に、春姉は試着室のカーテンを閉め、三着目の水着へと着替え始めてしまった。 |