セールスポイント
   
「こんにちは。わたしは松風玲奈。ままはは2の主人公、翔太の継母です」
「あたしは藤波真理香。玲奈の姉で翔太とは義理の伯母ということになるな」
「もう姉さんったら、初めての挨拶で、そんな無愛想じゃ困るわ」
「あたし達の役割は、ゲーム内容を伝えることなんだ。愛想をよくした所で仕方ないだろう?」
「ダメよ。ゲームのイメージが悪くなっちゃうでしょ。売り上げが下がったら姉さんのせいになるわよ」
「ふむ、それは困るな。とはいえ、これは性分ゆえにいきなりニコニコしろと言われても上手く
 出来ないぞ」
「はぁ、もういいわ。姉さんの愛想の悪さは、わたしがフォローします」
「そうだな。すまないが頼む」
「ということで、『ままはは2』のセールスポイントの一回目の紹介を、わたし達二人でしていきます。
 みなさん、よろしくお願いします」
「うむ、よろしく頼む」
「それでは、一回目の内容だけど……」
「義母、伯母、人妻と年上スキーの股間を刺激するヒロイン達か」
「義母、これはわたしのことね」
「伯母はあたしのことのようだな」
「人妻は、今日ここには来ていないけれど、瞳さんのことね」
「瞳さんは、うちのお隣さんで、主婦をしていて、新米主婦であるわたしは色々と世話になっているわ」
「私達の中では一番年上だけど、とても優しくて可愛らしい人よ」
「確か次回のセールスポイントで出て貰うんじゃなかったか?」
「ええ、その予定だから、気になる人は二回目の紹介コーナーを楽しみにしていてください」
「それで今回は具体的に何を紹介するんだ?」
「はぁ、姉さん、台本を渡されたはずだけど……」
「んっ、そうだったか? すまん、仕事が忙しくて読んでいる暇がなかった」
「もう、このコーナーも立派なお仕事なんだから、ちゃんと読んでおいてください」
「むっ、そうだな。で、何を話せばいい?」
「そうねぇ、愛おしい息子、翔太とわたしの甘くてエッチな生活を描いた物語かしら」
「ごほん。それは一つの要素だとは思うが、それだけではあるまい?」
「今、渡された台本を見ているのだが、年上スキーの股間を刺激するヒロイン達と書いてあるぞ?」
「えっ、ああ、そうね。ふふ、わたしったら浮かれて先走っちゃったわ」
「やれやれ、翔太の甘え癖。誰が悪いのか何となくわかった気がするぞ。ずっと思っていたが
 甘やかしすぎじゃないのか、玲奈は」
「そうかしら?」
「ああ、たとえばだ。年齢的に翔太と一緒に風呂に入ったりするのはどうかと思うぞ?」
   
   
「一緒にお風呂に入るのって、そんなにいけないことなのかしら?」
「いけない、わけではないが、翔太の年齢を考えると、その、なんだ。
 過ちを犯す心配があると思うのだが……」
「ふふ、それは姉さんも同じでしょ。わたしよりも翔太の身近にいるんだもの。
 過ちじゃないけれど、男女の仲になっちゃうかも」
   
   
「なっ!? これは……その、違うんだ。翔太の奴があまりに落ち込んでいたから、
 慰めてやっただけでっ」
「その、男女の仲などでは断じてない!」
「ふふ、男女の仲はさておいて、姉さんも翔太におっぱいあげようとしてる。わたしと同じで
 甘やかせてるじゃない」
「いや、これはたまたまなだけであって、玲奈のように日常的に乳房を与えたりなんてしていないぞ、
 私はっ」
「はいはい、そういうことにしておいてあげます」
「くっ……」
「ふふ、でも姉さんの気持ちもわかるわ。翔太を見ていると、どうしても面倒を見てやらなくちゃって、
 そう思えるの」
「いや、待て。玲奈はともかく、あたしを一緒にするな。翔太の面倒を見たい等と思ったことはないぞ」
「だったら、翔太をすぐに追い出せばよかったのに」
「いや、さすがに追い出すのは酷いだろう。翔太の保護者を引き受けたんだ。
 あたしにはあいつが自分で出ていくまで面倒を見る義務がある」
「うふふ、姉さんは相変わらず素直じゃないわね。
 はぁ、早く翔太をこの胸の中に、ぎゅって抱き締めてあげたいわ」
   
   
   
   
   
   
「わたしったら息子の翔太と……あぁ、ごめんなさい、雷太さん。わたしは罪な女です」
「全くだ。息子に乳房を与えるだけでなく、身体まで許すとは……不貞極まりないぞ、玲奈」
「あら、姉さんだって義理の伯母なのに翔太にあんなことして。わたしも見たことのない、
 いやらしい顔をしてエッチなことしてるじゃない」
「しかも、避妊しないで、生でさせてあげてるの、わたし、知っているんだから」
「いや、それは翔太の奴が無理矢理迫ってくるものだから、つい……」
「無理矢理迫られたら受け入れたりしないと思うけど。ましてや生で中出しまでさせてあげるなんて、
 普通はしないわよ?」
「それは……こほん、あたしだって女なんだ。子供の一人や二人くらい欲しいと思って何が悪い」
「もう、姉さんたら開き直って」
「でも、わたしは翔太を諦めない。一方的に預けた姉さんには悪いけれど、また翔太と一緒に暮らすわ」
「勝手にしろ。翔太がそれを望むのなら、あたしは構わない」
「姉さん、なんだか余裕がある。翔太が自分の元を離れないって、そう思ってるでしょ」
「思ってない。最後に決めるのは翔太自身だからな。あたし達がどうこう言う問題じゃない、違うか?」
「そうね。あの子が決めなくちゃいけないことなのよ、ね」
「ふふ、ちょっと脱線しちゃったけど、この『ままはは2』は、継母であるわたしに、
 伯母で未亡人である姉さん」
「そしてお隣に住んでいる人妻の瞳さんと3人の年上女性をメインヒロインにした
 ゲームということになるわ」
「みなの股間を直撃するかどうかは、正直、わかりかねるが、3人とも大人の魅力に溢れた
 女性達であることは保証しよう」
「わたし達に甘えたい。癒やされたい。何も考えずにおっぱいをちゅうちゅうって吸いたい、
 そんな人達に是非お勧めするわ」
「そうだな。それじゃ、セールスポイントの紹介、一回目はこの辺りで終いとしようか」
「ええ。次回、第二回目はわたしとお隣に住んでいる瞳さんの二人で紹介する予定になっているから
 楽しみに待っていてね」
「ふぅ、あたしは休暇を取れるようだな」
「姉さんはお休みでも、翔太とエッチしているシーンは使わせて貰うわよ」
「な、なに!? ちょっと待て! それは聞いてないぞ!」
「わたしと瞳さんだけじゃ、このコーナーを見てくれた人達に悪いじゃない。
 メインヒロイン3人って謳ってるんだもの」
「ぐぬぬっ、だったら一つだけ約束してくれ。その、あんまり変なシーンは見せないように頼む」
「姉さんたら、翔太とそんなに変なことしたんだ」
「し、してない!」
「それならいいじゃない」
「くっ」
「それでは、今回はこのくらいにして、次回の更新を楽しみにまっていてね」
「ふぅ、まったく、プライベートを勝手に暴かれる、このコーナーは心臓に悪いな」
   
 
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