「みんな、こんにちは。北上伊桜里です」
「こんにちは、名取美雪よ。だいぶ久しぶりになっちゃったわね」
「はい。1回目の紹介が8月6日だったから、1ヶ月ぶりになりますね」
「そんなに……ごめんなさい、さぼっていたわけじゃないのだけれど、制作スタッフの方が忙しくて……」
「広報向けの素材を用意できなかったの。スタッフの方に代わって、この場で謝罪します」
「ごめんね」
「ごめんなさい」
「えっと、それじゃ、気を取り直して、セールスポイント3の紹介をしましょう、美雪さん」
「ええ、そうね。前回は鈴香が作品のコンセプトや価格について説明したと思うから、今回はもっと踏み込んで、ゲームの中身の説明に入るわ」
「このゲーム……『ままはは』とってもとってもエッチなんだけど、ただエッチなシーンを並べましたという訳ではないの」
「私達と出会い、エッチに至るまでの過程を丁寧に描き、気持ちを盛り上げてからエッチなことをするようになるの」
「そういうゲームのことをわたし達はLOVEエロゲーって呼んでるの」
「常連さんならわかると思うけど、初めての人の為に説明するわね」
 
 
 
 
 
 
「どうかしら? 台詞が入ってより臨場感が増したと思うんだけど……」
「そうですね。ちょっと恥ずかしいですけど、どんな状況なのかよくわかるし、ムードも出てると思ういます」
「HCG率は全体の約80%。これを少ないと感じた人には是非、プレイして欲しいわ」
「愛情を込められたエッチシーンが、その……とってもエロエロなんだって、わかると思うから」
 
 
 
 
 
 
 
「はぁ、私ったら、すっかり秋人君の魅力にはまっちゃって……こんな歳になって恥ずかしいわ」
「わたしも母親なのに……けど、後悔はしていません。秋くんのことが大好きですから」
「くすっ、そうね。前回にも言ったけれど、好きになってしまったものは仕方がないもの」
「はい。わたし、母として女として、秋くんのことをいっぱいいっぱい愛してあげるつもりです」
「ええ、私も同じよ。ふふ、LOVEエロって、なんていうか、とっても素敵よね」
「ですね。わたし、秋くんの為なら、どんなこともしてあげられる。そう思ってるんです」
「ええ。はぁ、秋人君に抱かれるのが今からとっても楽しみだわ」
「ちょっとちょっと! 二人で何をのろけてるのよ! あたしの紹介が全然ないじゃない!?」
「あたしだって、秋人のこと、好きなんだから。二人に負けないくらい好きなの!」
「くすくす、わかってるわ。大丈夫、次回のコーナーでは鈴香と秋人君が愛し合ってる様子をじっくりと紹介してあげる」
「やったぁ! あっ、でも、あんまり激しいのはやめてよね。恥ずかしいから……」
「だめよ。私達だって恥ずかしいのを我慢したんだから、鈴香も秋人君と激しく交わってるところをみんなに見て貰いなさい」
「あ、あたしは、ママ達みたいに、その、激しくなんて交わってないんだから」
「そう? くすっ、次回の紹介が楽しみだわ」
「あうあう」
「大丈夫よ、鈴香ちゃん。みんな一緒なら恥ずかしくない」
「えっ、みんな一緒って……」
「次回、セールスポイント4の紹介は、みんな一緒で紹介する予定なの」
「次回で最後だから。みんな一緒の方がいいと思うの。鈴香はいや?」
「そんなことない。あたしも一緒の方がいい……かな」
「じゃ、それで決まりね。それではセールスポイント3の紹介を終わりにしたいと思います」
「あたし達3人で案内してあげるから期待して待ってなさいよね」
「それでは、みなさん。近いうちにまた会いましょう」
――続く――
 
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